ゴルゴ13の正体と本名は何なのでしょうか?
ゴルゴは「デューク東郷」と名乗ることが多く、時には仕事にあわせ「東郷隆」や
「トーゴ・ロドリゲス」などの名前を名乗ることもあり、
様々な名前にあわせたパスポートを持って潜入しています。
ゴルゴの正体と本当の名前ははゴルゴ13のルーツに深くかかわってくる話でもあります。
ゴルゴのルーツは全くの謎で、各国の諜報機関の間で不確かながら言われているのは
「日本人説」「日露混血説」です。
しかし確たるものはなくゴルゴの親は誰で、ゴルゴはいつどこで生まれたか、
正体まったくの謎です。
ゴルゴ13の正体と本名、由来、名前にまつわるエピソードなどゴルゴの名前に迫ります。
ゴルゴ13の正体は日本人?「蒼狼漂う果て」
ゴルゴ13のルーツ候補のひとり、五島貴之。 pic.twitter.com/Ev0BrkXJqu
— 橋川桂(CV・山下大輝) (@hashikawa_kei) May 10, 2021
ゴルゴの正体としてファンの間で信ぴょう性が高いといわれているのが「五島貴之」です。
「五島貴之」は「蒼狼漂う果て」(『ゴルゴ13』第41巻145話)に登場します。
「ゴルゴ13」の中でも人気が高く、数あるゴルゴのルーツ編の中でも
とくに信ぴょう性が高いとされる作品です。
五島貴之は、2.26事件の生き残りの日本軍将校「五島秀之」と
ロマノフ王朝の末裔のロシア人女性との間に生まれます。
父「五島秀之」は日本人と清朝の血を引く中国人女性との間に生まれたので、
秀之の息子の貴之は日本人25%、中国人25%、ロシア人50%の混血ということになります。
貴之は7歳の時に父・秀之から銃を与えられ
「乗馬・射撃・格闘技に天賦の才を持って」いるとされていますが、
秀之とともにイスラエル建国運動に参加しますが、父や弟の政之を残して失踪しています。
ゴルゴはイスラエル政府の要職についていた五島政之の依頼で、五島秀之の警護を依頼されます。
普段は警護の依頼を受けないゴルゴが、ルールをまげてまで依頼を受けていて、
さらに依頼を受ける際のセリフが
「・・・それがユダヤ的発想というものか・・・”氏より育ち”とはよくいったものだ・・・」
という意味深なセリフをはいています。
政之とゴルゴの目元がそっくりなこと、そして「五島貴之」がゴルゴではないかと疑った日本人記者が、真相を追求すべくゴルゴに接触しようとして消息を絶ったことなどから、
ゴルゴは「五島貴之」であると推認されます。
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「デューク東郷」と「五島貴之」の関係性
馬の安楽死のニュースを見たけど、ゴルゴ13(141話:蒼狼漂う果て)を思い出します。
ゴルゴ13のルーツに迫る名エピソードです。
馬とどう関係があるのかは、読んでみてのお楽しみという事で… pic.twitter.com/DI5itsqeZd— Taka@減塩中 (@nohdai) August 2, 2019
五島貴之がゴルゴだとすると、ゴルゴが使っている「デューク東郷」との関係性は
どうなのでしょうか?
「Duke」は貴族の称号のひとつです。
貴族の「貴」が「貴之」の「貴」でもあります。
そして五島のローマ字表記「GOTO」のアナグラムが「TOGO」なることも
デューク東郷(Duke東郷)の由来が五島貴之ではないかとみられています。
ゴルゴ13は「芹沢五郎」「芹沢家殺人事件」
ゴルゴ13の出生の秘密が知りたかったら、1975年掲載「芹沢家殺人事件」がオススメ。ゴルゴは一切出てこないけどまさかの展開・・・。 pic.twitter.com/qPjQI2JHEU
— 🌫sana 🌫 (@knows723) March 25, 2018
ゴルゴ13の出生の秘密を語るときに外せないのは「芹沢五郎」説です。
「芹沢家殺人事件(『ゴルゴ13』第27巻第100話)に登場する人物です。
芹沢五郎は、時の権力者からの依頼で暗殺を生業とする芹沢家の一員で、
戦後まもなく親子4人が殺害された芹沢家殺人事件の生き残りです。
暗殺者として育てられた五郎は、母親が暗殺に失敗し父や兄から殺された現場を目撃し、
父や兄を皆殺しにします。
その後、五郎の過去を知るものを次々と殺して失踪しています。
血塗られた五郎の経歴が殺し屋ゴルゴのルーツにふさわしく、
芹沢五郎こそがゴルゴの正体だという声も高い聞かれます。
作中にゴルゴは写真でしか登場しないにもかかわらず、戦後混乱期の日本の暗さと
ゴルゴのルーツを圧倒的な脚本力で描いた「芹沢家殺人事件」は
オフィシャルブック『THEゴルゴ学』のファンが選ぶTOP40で第1位に輝いた名作でもあります。
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正体を探った者はどうなる?
祝『ゴルゴ13』連載50周年!【毎週一冊『ゴルゴ13』】このゴルゴがすごい!【第14回】第14巻「日本人・東 研作」 https://t.co/7AypzgpndM pic.twitter.com/FfzW4tI2Z0
— コミスン 小学館のマンガ情報メディア (@comic_sn) September 17, 2018
ゴルゴ13のルーツを探ろうとする者の末路は破滅です。
「蒼狼漂う果て」で五島貴之がゴルゴだと考え、ゴルゴのルーツを探ろうとした
日本人記者は消息を絶っています。
ゴルゴのことを探ろうとした者は、ゴルゴから警告を受けます。
ゴルゴを題材にノンフィクション小説を書こうとした「マッジペンローズ」はゴルゴから
ミサイル攻撃を受けて爆死しています。
「日本人・東研作」(『ゴルゴ13』第14巻第59話)でゴルゴのルーツを探ったジャーナリスト「マンディ・ワシントン」はゴルゴからの警告で友人を失っています。
このようにゴルゴの過去を探る者には警告が与えられ、一線を越えた者を待っているのは破滅です。
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デューク東郷の由来は作者の中学時代の恩師
【訃報】劇画家さいとうたかを氏が逝去。84歳 「ゴルゴ13」は今後も継続へ https://t.co/bZjFcGYAK4 #ゴルゴ13 #さいとうたかを pic.twitter.com/n0CjmTlBGx
— GAME Watch (@game_watch) September 29, 2021
さて、ゴルゴが使う名前「デューク東郷」ですが、由来はあるのでしょうか。
ゴルゴ13の作者、さいとう・たかを先生は生前に語っています。
さいとう・たかを先生が中学生のころにテストの答案を白紙でだしたところ、
担任の先生から「白紙で出すのは自由だ、ただ自分の責任で白紙でだすのだから名前を書きなさい」と諭され感銘を受けたそうです。
その先生の苗字は「東郷」だったそうです。
ゴルゴ13の本名まとめ
1 ゴルゴの本名は「五島貴之」
2 「芹沢五郎」も可能性がたかい
3 デューク東郷の由来は作者の中学時代の東郷先生
最期まで読んでいただきありがとうございます。
コメント
[…] ゴルゴの正体と出生の謎を追った「芹沢家殺人事件」や「日本人・東研作」などは、ゴルゴの生まれを探っていくストーリーですが、「Gの遺伝子」はタイトルどおり、ゴルゴの遺伝子を探り、生物学的な出生を探る展開です。 […]