ゴルゴ13がある意味最も苦戦を強いられた敵はライリーでしょう。
ライリーはゴルゴ抹殺計画で人工的に作り出された兵士で、人間の能力を超えた戦士です。
超人的とはいえ、生身の人間のゴルゴはどう戦ったのでしょうか。
国際超A級スナイパーと化学の力で作り出された人造人間のライリー。
死闘の末のラストには、涙を誘うセリフも。
ネタバレ必至の徹底解説です。
ゴルゴ13とバイオニック・ソルジャーのライリー
ゴルゴ通のライター コン氏による
ゴルゴお勧めエピソードの見所紹介!第318話「バイオニックソルジャー」
アメリカが仕掛ける国家戦力開発の秘密プロジェクト最高傑作と対決するゴルゴ。
常に時代時代の最先端の科学技術と戦う宿命見所紹介はこちらから⇒ https://t.co/EgdkFFsLLJ#ゴルゴ13 pic.twitter.com/HCRrGarHnx
— さいとう・プロダクション (@saitoproduction) February 26, 2021
ゴルゴが苦戦を強いられた敵はライリーでしょう。
ライリーは「バイオニック・ソルジャー」(『ゴルゴ13』第104巻第318話)に登場する
アメリカ国防総省が遺伝子操作を駆使して作り出された戦士です。
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ライリーは、米軍のゲリラ戦最強の兵士の精子と、
IQ180で陸上競技の天才アスリートの卵子を掛け合わされて誕生しました。
生まれてから特殊な教育と訓練を受け、視覚や聴覚などの五感を極限まで
研ぎ澄まされるように、常にドーピングを受けています。
このように科学技術を結晶させて作り出された戦士が
バイオニックソルジャー・ライリーです。
バイオニック・ソルジャーになったライリー
久しぶりにゴルゴのバイオニックソルジャーの話読みたい
104巻やったかな
ブコフいこ^_^ pic.twitter.com/zZuyqR3rdu— コケシ (@kanegon1982) December 22, 2016
ライリーは人工的に作り出されました。
ライリーの基本スペックはIQ180で優れたアスリートの女の卵子と、
ゲリラ戦のプロの男の精子から作り出されました。
ライリーの身体能力は100mを10秒02で走ります。
長距離の1万mを28分を切ります。
さらに射撃と格闘技はオリンピック級で、特殊工作員として実績も残しています。
そうしてバイオニックソルジャーとして生まれたライリーですが、
名実ともに世界最強の戦士となるには、倒さねばならない相手がいました。
それがゴルゴ13なのです。
バイオニック・ソルジャーの強さは
バイオニックソルジャー(ゴルゴ13 104巻)
ベトナム戦争の優秀な兵士とアスリートのタネから造られた最強の兵士実証試験としてゴルゴ13と20日を越える長期戦の中
最後は強化された聴覚を攻撃されゴルゴ13の精神力の前に敗れたゴルゴ13の狙撃をかわした数少ない一人 pic.twitter.com/mFbKutneEZ
— 松山 国虎 (@B5N2_J_334) July 26, 2020
バイオニックソルジャー・ライリーの強さは人間の能力を超える身体能力です。
ゴルゴが発射した際のマズルフラッシュ(弾丸を発射した際に銃口から発する光)を感知して、反射神経でゴルゴの狙撃を交わします。
光を感知する視覚、弾丸をよける反射神経、すべてが人間の能力を超越しています。
この人間のスペックを超えた能力を維持するため、ドーピングを繰り返すライリーです。
科学で能力を高めている戦士なのです。
ゴルゴ13VSバイオニック・ソルジャー ネタバレ解説
久しぶりにゴルゴのバイオニックソルジャーの話読みたい
104巻やったかな
ブコフいこ^_^ pic.twitter.com/zZuyqR3rdu— コケシ (@kanegon1982) December 22, 2016
科学が生み出したバイオニックソルジャー・ライリーとゴルゴはどう戦ったのでしょうか。
ゴルゴは日々自分を鍛え上げています。
チベットの奥地に籠って修行したり、薬物に頼らずに人間が本来持っている能力を極限まで
高めるために厳しい訓練を自らに課しています。
科学の申し子ライリーと、人間能力の極みのゴルゴ、人間と科学の戦いがテーマです。
ネタバレ、ゴルゴとライリーの戦いの全貌
「バイオニックソルジャー」
米国ペンタゴンにより生み出された、
肉体・頭脳共に最優秀の遺伝子を保有する超強力兵士が、科学的トレーニングと薬理学の力で完全武装し、Gに襲いかかる❗️ #ゴルゴ13 pic.twitter.com/JPeFlL3aec— スウィートレモン (@bluesbone33) March 31, 2018
初戦でゴルゴはライリーと銃撃を交わし、人間の能力を超えたものであることを悟ります。
洞窟に逃げたゴルゴと、木の上で狙撃のチャンスをうかがうライリー。
闘いは長期戦になります。
ゴルゴが洞窟に籠って21日、ゴルゴの感覚は研ぎ澄まされピークに達します。
一方ライリーは集中力が切れかけて、ドーピングの力に頼ります。
ゴルゴはライリーが薬をつかって聴覚を増幅させているとみて、音響弾を打ち、
ライリーの聴覚が麻痺している瞬間に仕留めます。
眉間を撃ち抜かれながらのライリーの回想、
「私は音で撃たれたのだ、私の負けではない・・」
「私はどこから生まれ、どこへ行くのだ」
人として生まれながら、親も知らずマシーンとして死んでいくライリーの悲しさ。
そしてライリーの亡骸を無言で見つめるゴルゴ。
科学がどこまで進歩しても、人間が本来持っている能力には及ばないのだという
メッセージを投げかけているのではないでしょうか。
ゴルゴ13が戦ったバイオニックソルジャーは最強の敵か!?
バイオニックソルジャー・ライリー ライリーは間違いなくゴルゴの最強の敵の一人です。
ライリーは唯一自らに飛んできたゴルゴの弾をよけた戦士です。
さらに21日にも及ぶ長期戦に持ち込み、ゴルゴの焦り具合も半端ないです。
ライリーは最強の敵でも上位に位置するソルジャーでした。
ちなみに、ライリー誕生のための精子を提供したのは、
ゴルゴを闘いの場までヘリで送った老ヘリパイロットでした。
ゴルゴ13とバイオニックソルジャー まとめ
1 科学が生み出したライリーと人間能力を極めたゴルゴの戦い
2 ライリーにゴルゴが焦りまくり
3 ライリーの最後は物悲しい
最後まで読んでいただきありがとうございます。
コメント
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[…] 2例目はバイオニックソルジャーとの闘いです。 […]