ゴルゴの狙撃の成功率は99.9%以上です。
ほとんど全ての依頼を完璧にやり遂げるゴルゴは「マシーン」と言われいます。
しかし、ごくまれにゴルゴでも失敗することはあります。
失敗の要因は様々ですが、ゴルゴに非のない理由で失敗した場合でも
ゴルゴは必ず”おとし前”をきっちりつけています。
そんなゴルゴの失敗の原因がゴルゴの弱点によることもありますが、
原因が「クズ」だった失敗があります。
ゴルゴに失敗させた「クズ」、そんな失敗を徹底解説します。
ゴルゴ13がミスファイア!!その時ゴルゴはどうした!
ゴルゴ13の貴重な狙撃失敗 pic.twitter.com/rgR8WWJmi5
— шακιта (@3160wacky) August 1, 2015
ゴルゴのミスファイアで狙撃が失敗したエピソードで有名なのが
「テレパス」(『ゴルゴ13』第58巻第184話)です。
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CIAの依頼で駐アメリカ大使館付武官のゴドノフ大佐の殺害を依頼されたゴルゴです。
明日に殺害してほしいという急ぎの依頼に対して「明日・・・?ずいぶん急な話だな・・・何かあるらしいが・・・それで、どうして俺なんだ?」と、軽く皮肉を一言。
依頼がゴルゴのルールに則っていれば、多くは語らないゴルゴにしては珍しいシーンです。
ゴルゴも人の子機嫌が悪かったのでしょう。
空港でゴドノフ大佐を狙撃しようとしましたが、付き添いの女が狙撃直前にゴドノフ大佐の体を動かしてかわします。
普段はクールなゴルゴも急ぎの案件だったのでゴルゴらしくなく2射目も発射します。
しかし、付き添いの女はまた、ゴドノフ大佐を動かし弾を避けさせたのです。
この女は超能力者で、ゴルゴのの脳波を感じ取るというものでした。
しかしゴルゴは自己催眠を会得してきっちりと女に落とし前をつけてゴドノフも仕留めます。
2例目はバイオニックソルジャーとの闘いです。
「バイオニックソルジャー」(『ゴルゴ13』第104巻第318話)とゴルゴの戦いで、
遺伝子操作で作り出された兵士ライリーとの壮絶な死闘では、
ゴルゴ13がアサルトライフルを発射したマズルフラッシュをライリーが感知して、弾を避けます。
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弾を発射したあとによけたのはライリーだけです。
ドーピングに頼るライリーをゴルゴは人間力で打ち負かします。
3例目が「アクシデンタル」(『ゴルゴ13』第13巻第61話)
家人がゴルゴ13の面白かったエピソードを探していたのだが、画像を探しても出て来ない!と嘆いていたので、取り込んでちくちく画像を加工していたらこんな時間になってしまった。ゴルゴ13「アクシデンタル」の回 pic.twitter.com/bbY0m71Tab
— ゾルタン犬10/31制服コミュC03 (@zoltandogs) December 6, 2013
アクシデンタルでは、ゴルゴがまさに狙撃しようとして、引き金を引いた瞬間、
弾は不発弾でした。
ゴルゴは、「ミスファイア」と心の中でつぶやきますが、慌てふためくことなく、
狙撃を延期して原因究明に乗り出します。
その結果、ゴルゴは銃と弾の仕入れ先の元殺し屋の武器商人が原因である可能性が高いと
断定します。
そして、武器商人を詰問し、ゴルゴの靴をなめながら命乞いする武器商人を
情け容赦なく撃ち殺しました。
ちなみに、「アクシデンタル」に登場するベリーダンサーのデブラは、
ゴルゴが唯一自分から誘った女性です。
そして、デブラを殺したイスラエルの諜報員には三発ぶち込んであの世に送っています。
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ミスファイアで死にかける
ミスファイアでゴルゴが死にかけたのはバイオニックソルジャーライリーとの闘いです。
ゴルゴの狙撃を避けて、ゴルゴは利き腕の右肩を撃ち抜かれます。
ライリーとの闘いが不利と判断し、地下洞窟に逃げ込みます。
そこで21日間も籠城を強いられます。
これほどの長期間、追い込まれたのはライリーとの闘いだけです。
ゴルゴ13にとってミスファイアは弱点
ゴルゴの弾が不良品…
「ミスファイア…。」 pic.twitter.com/2x07xLJT6x— 非 後悔(^^ゞ せらむん教大司教 (@MIKAGUTI) December 26, 2018
スナイパーのゴルゴにとってミスファイアは弱点にもなり、命取りです。
弾がでないことは、その次の瞬間には相手の反撃を許すことになり、常日頃強敵と戦っているゴルゴにはあってはならない事態です。
ミスファイアはこうして防ぐ
不発弾を極限まで出さないように、ゴルゴは徹底的に不発弾の可能性を少なくしています。
ゴルゴは弾を選ぶときに、100発のうちランダムに80発を試射して、不発弾が全くなかった場合だけ、残りの20発を使います。
このようにゴルゴは不発弾の可能性をコンマ以下にまで落としているのです。
不発弾が出る可能性は極限まで0に近づくのですが、それでも0にはなりません。
奇跡にも近い確率で不発弾がでたことをゴルゴは見過ごすことはできなかったのですね。
ゴルゴ13のミスファイアを仕組んだのはクズ野郎だった
狙った瞬間、ミスファイアし、その原因を探るゴルコッコー。
※画像は、ゴルゴになっていますw pic.twitter.com/BGREToyk6i— クーレ@ガーディアン (@heiyakei) August 9, 2020
「アクシデンタル」でゴルゴ13のミスファイアの原因となったのは、
ゴルゴの武器を売り渡した武器商人です。
名前はなく、隻腕の「ペルシャ人の店」の店主として登場します。
元は殺し屋だったらしく、ゴルゴがその筋の者と見分けたことを、
聞かれてもいないのに話始め、挙句の果てには、弾について蘊蓄を語り始めます。
仕事の最中に腕を失い引退したようで、殺しの現役に未練たっぷりの様子です。
未練たっぷりであるが故に、超一流のゴルゴの仕事にちょっかいを出したくなり、
意図的に不発弾を混入させたのでした。
未練たらたらで現役に意地悪するクズ野郎だったのです。
クズ野郎はゴルゴにあっさり撃たれ「こんなあっしを撃ちましたね、やはり超一流のプロだ」と、嬉しそうに息絶えます。
ゴルゴ13のミスファイア まとめ
1 ゴルゴがミスファイアする確率はコンマ以下
2 アクシデンタルに登場するベリーダンサーはゴルゴのお気に入り
3 不発弾を仕組んだ元殺し屋のクズには、情け容赦なく射殺
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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