ゴルゴ13が戦ってきた敵は数多くいます。
軍人や殺し屋、格闘技の達人など相手は様々です。
ゴルゴを倒して名を売ろうとして闘いを挑んだり、ゴルゴを倒すことを依頼されたり、
さらには過去のゴルゴの仕事で地位や名声を失い復讐をしようとしているものなど、
ゴルゴはいろいろな敵との闘いをくりひろげてきました。
さまざまな闘いのなか、ゴルゴは傷つき、ときには死の一歩手前まで追い込まれたこともあります。
筆者が独自目線で選んだゴルゴが戦ってきた強敵たちのランキングを発表します。
ゴルゴ13の強敵ランキング第1位 AX-3(落日の死影)
ムシャクシャしててゴルゴ13よみかえしてるけど、「落日の死影」良いね。
やっぱAX-10好きだわ。ゴルゴのライバルで一番すげー奴だと個人的には思っているんだけどね。
口悪そうなイケメン白人だから劇画映えしそうだし、スピンオフとかもあればよかったのになー。 pic.twitter.com/8C5Z5rVE7I— 夜永智幸@котёнок (@RAMPO_S_SPIDEY) February 4, 2017
落日の死影(『ゴルゴ13』第31巻第113話)に登場する「AX-3」は名前がありません。
コードネーム「AX-3」と言われています。
名前はないにも関わらず、ゴルゴに6時間以上もM16アサルトライフルをもって立ち続けるほどの苦戦を強いていて、名前がないのが惜しいほどの強敵です。
ゴルゴはCIAが大統領に背いてつくった毒物工場の破壊を依頼されますが、
「AX-3」は東側陣営からも同じ依頼を受けます。
興味深いのは仕事へのアプローチがゴルゴと「AXー3」が同じこと。
同じ女を抱いて情報を集め(しかも二人とも果てていない・・)
銃と手りゅう弾を選ぶことも同じで、プロとしての力量は互角といえます。
わりと話好きで、ゴルゴも同僚と接するかのように応じています。
ファンが選ぶライバルとして常に上位にランクする「スパルタカス」にもゴルゴは敬語を使っていたので、強敵にはそれなりに敬意をもって接するのがゴルゴです。
ゴルゴとの闘いでは、お互い一発残った弾を撃ち、ゴルゴの弾ははずれ、
「AX-3」の弾はゴルゴの左肩を負傷させています。
射撃ではゴルゴに勝ったのですが、とっさに落ちていた銃剣を投げつけて「AX-3」を仕留めた
ゴルゴに軍配があがります。
殺し屋としてのスキルは互角、人柄も合格点、射撃はゴルゴを上回る点で「AX-3」はランキング第一位に輝きました。
ゴルゴの強敵ランキング第2位 ジョー・アガスラック(氷結海峡)
ゴルゴ13。
174巻「極北のテロル」に出てくる「イヌイット一番の凄腕」デゴスと、30巻「氷結海峡」に出てくる「超人エスキモー(文庫本28巻では「超人イヌイット」)」ジョー・アガスラックはどっちが強いんだろ。
白熊を倒すジョーかな。 pic.twitter.com/laCErayayF— フグリッピナ (@197412115963) September 22, 2014
ジョー・アガスラックは「氷結海峡」(『ゴルゴ13』第20巻第109話」)に登場する
エスキモーです。
まず、この作品はゴルゴ13最大の問題作といわれています。
なぜ問題作なのか、それはゴルゴは依頼を遂行するために徹底的に卑劣な男として描かれています。
氷結した世界では最強といわれるエスキモーのジョーの殺害を依頼されたゴルゴは、
ジョーの唯一の弱点が婚約者のスージーであることを見抜きます。
ゴルゴ、ジョーの婚約者スージーを・・
あろうことかゴルゴはスージーを犯して悲鳴を録音します。
スージーの泣き叫ぶ声を聞いて動揺したジョーの隙をついて殺害を成功させるのです。
なぜ、ジョーが強敵ランキングの上位にはいるのか、
それは、ゴルゴにこれだけの卑劣な手段を使うまで追い込んだ点です。
そして、アザラシの腹をさいて腕をつっこみ「あったかい、あったかい!」と狂喜し、生のまま内臓にかぶりついて「うめえっ、うめえ!」と喜びの声をあげるジョーのキャラは
忘れられないものがあります。
ゴルゴに卑屈な手段を使わせるほど追い詰めた点と特異なキャラで
ジョーはランキング第2位に輝きました。
ゴルゴ13強敵ランキング 第3位 ライリー
さいとうたかを先生ご冥福をお祈りします。
ゴルゴ13、全部は買っていないけど、ピックアップして買っていたな。
個人的には遺伝子操作、改造された最強の兵士ライリーと罠にはめられたゴルゴ13が戦う「バイオニックソルジャー」のエピソードが好き。
この人たち銃弾避けるんですよ… pic.twitter.com/sto5gLXr3G— Kraus-Joest (@racingkneeler) September 29, 2021
ライリーは「バイオニックソルジャー」(『ゴルゴ13』第104巻第318話)に登場する、
遺伝子を人工的にかけあわせて作られた兵士です。
ライリーは最強の兵士をつくるというアメリカ軍の計画で、
ベトナム戦争で最強のゲリラ兵といわれた男を父とし、
IQ180のオリンピック金メダルの陸上選手を母にもつ
(といっても人口受精でかけあわされて誕生したのですが)人工的に誕生した兵士です。
ライリーは特殊な訓練とドーピングで五感を最大限高めており、
ゴルゴは地下の洞窟に21日間も追い詰められます。
ゴルゴは薬物で聴覚を高めたライリーに音響弾を撃ち、錯乱したライリーを仕留めます。
薬物に頼ったライリーが人間本来の能力を磨き上げたゴルゴに負けてしまいました。
ライリーは死ぬときに「私はどこから生まれ、どこへ行くのだ」と自問しながら
息絶えます。
ゴルゴを21日も追いつめた点と、父も母もしらずに死んでいくライリーの悲しさで
ライリーは強敵ランキング3位になりました。
ゴルゴ13の強敵ランキング まとめ
1 第1位は「AX-3」
2 第2位は「ジョー・アガスラック」
3 第3位はバイオニックソルジャー ライリー
最期まで読んでいただいてありがとうございました!
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