ゴルゴ13愛用の時計はスイス製?ロレックスとのコラボも。

ゴルゴのプライベート

ゴルゴ13は身につけるもの、使う銃、全てにおいて特注品を使います。

その中でもゴルゴが愛用する腕時計は特に重要な意味を持っています。

ブランド名が有名だからとか、価格が高いハイブランドだからではありません。

機能を徹底的に求めた結果、ゴルゴが常に体から離さずどんな環境においても寸分の狂いもなく
正確に時を刻み、そしてときには身を守る武器にもなる特別な時計をゴルゴは使うのです。

そんなゴルゴのスペシャルカスタムの腕時計を徹底解説します。

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ゴルゴ13の時計の秘密が描かれた「螺旋」

「螺旋」(『ゴルゴ13』第165巻増刊第88話)では、ゴルゴ13が愛用する時計について
描かれています。

 

ストーリーは元時計職人のジャヌー警部が、ある時計会社社長殺害事件の捜査で、
唯一の手がかりとなる時計を調べていくうちに、
時計の全貌と持ち主像が明らかになるというものです。

事件の手がかりとなる時計は、スイスでも最高級とされる画期的な調速機構「トゥールビヨン」を
備えた時計で、この時計を扱える職人はスイスでも数少ないとされています。

時計はそれだけでなく、時計の狂いを防ぐために磁力線を通さないプラチナを使い、
微小なパーツまですべて手作りであり、隠しナイフやワイヤーが備えられているというもの。

ジャヌー警部は時計の構造から、持ち主は超一流のプロで、灼熱の熱帯や極寒の地、
そして宇宙空間での活動や、電磁波を浴びる状況でも狂うことなく作動する
機械式にこだわっていると、ジャヌー警部は推定します。

ジャヌー警部は、北イタリアで起きたイスラム原理主義者グループが襲撃された事件の犯人が、
この時計の持ち主なのでは、という仮説にたどり着いたところで、
ジャヌー警部はゴルゴから警告の狙撃を受け、捜査から手をひきます。

ジャヌー警部ですが、この話以外でもしばしば登場し、再三ゴルゴに肉薄していきます。

ゴルゴ13がほとんど登場しない「螺旋」

実は「螺旋」にはほとんどゴルゴが登場しません。

「螺旋」はゴルゴ13で時折描かれる、ゴルゴはほとんど登場しないで物語が進んでいくストーリーです。

同じように主人公でありながら、ほとんど登場しないストーリーに、
名作「芹沢家殺人事件」があります。

「芹沢家殺人事件」ほとんどどころか写真でしかゴルゴはでてきません。

主人公なしでも読み応えがあり、名作となりえるのは、ゴルゴの存在感と
ミステリアスなキャラたち、そしてストーリーの背景のリアリティさ、
脇役(ほとんど主役のように活躍しますが)たちの魅力がなせる技なのでしょう。

 

ゴルゴ13が愛用する時計はスイス製の腕時計

ゴルゴ13の腕時計はスイス製です。

といってもスイスの高級ブランドではなく、確かな技術をもったスイスの時計職人が
特別に作り上げた時計なのです。

時計をつくった職人はハインツ。

ハインツは変わり者の職人として知られていて、名声や富ではなく「彼」の時計を作っているのが
自分だけなのだということを時計職人の誇りとして生きています。

そしてゴルゴのことを「最も信頼する友」とまで言っています。

ゴルゴを「友」と呼ぶのは「ロックフォードの野望 謀略の死角」のローゼン・ゼメックと

「顔のない逃亡者」のコロラドがいますが、いささか慣れ慣れしく描かれていて、
ハインツほどの清々しさはありません。

作中、スイスの時計産業が辿った歴史が語られますが、日本製のクオーツ時計が生まれてスイスの時計産業が衰退し多くの時計職人が職を失った、と描かれています。

ジャヌー警部も、職を失った元時計職人で日本製時計を忌み嫌っています。

ゴルゴとロレックス

ハイブランドの時計は使わないゴルゴですが、
実はロレックスとコラボした限定品が作られていました。

「ROLEX」エアキング ゴルゴ1345周年記念限定品で、裏蓋が限定仕様となっています。

ゴルゴ13と時計の秘密 まとめ

1 ゴルゴ愛用の時計はスイス製の特注品

2 宇宙空間でも狂いがない精巧さ

3 ロレックスからゴルゴ13限定品が出ていた

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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