ゴルゴ13は海外でも人気!その知名度と海外の反応は?

作者

国際超A級スナイパーのゴルゴ13は、世界を股にかけて活躍しています。

むしろ日本での仕事のほうが少なく、ほとんどが海外での仕事になります。

冷戦時代には西側陣営と東側陣営の争いの狭間でゴルゴは活躍し、
国際政治の闇の役割を担っていました。

冷戦後のテロ、宗教対立、南北格差、様々なパワーバランスのなかでも
ゴルゴは活躍し続けています。

時代を問わず国際色豊かな「ゴルゴ13」ですが、海外での知名度や人気、
そして海外からの反応はどうなのでしょうか?

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ゴルゴ13は海外での知名度はどうなっているのか?

ゴルゴ13は海外でも知名度が高い作品です。

そして常に世界が舞台の作品なので予期せぬ事態が起きたこともあったといいます。

さいとう・たかを先生は生前のインタビューで以下のように話しています。

「中東の某国指導者が偽物だという設定で話を描いた。そうしたらとたんに、その国の大使館から編集部に抗議が来た。びっくりしました。こんなものを読んでくれているんだと思ってね。その指導者は『日本の天皇のような存在だ』と言われました」

海外での知名度の低い作品であれば、このような抗議はこないのでしょうが、
知名度の高さや、作品の品質の高さで自国への影響が小さくないとして抗議したのでしょう。

また2020年に新型コロナウイルス感染拡大の影響をうけ、
初めて休載することになったときには、海外からも数々の反応が寄せられました。

ゴルゴ13は、1968年のデビュー以来、最初の休載を迎えました。52年も続いてきたコミック作品を中断させるほどの世界的なパンデミックがあったわけです。名誉の休憩をとってください。ミスターさいとう。」

「なんてことだ。私は大英博物館のマンガ展でゴルゴのページを見たのを覚えているよ。あの作者が漫画を書き続けて、今も続いているという事実を知って、びっくり仰天だね。」

「ゴルゴ13を執筆しているsaitou takao senseiは超偉大な方だ。」

「この漫画を唯一休載させられるのは、世界的なパンデミックだけだね。」

また、世界が舞台の作品ですが、連載開始当初は、海外の資料が少なく
苦労したことも多かったといいます。

さいとう・たかを先生はこう話しています。

「昔は東側の情報が入ってこなかったから、現地に行く記者やお医者さんに頼んで、写真をたくさん撮ってきてもらった。名所旧跡などではなく、公衆電話がどうなっているとか、信号機とか横断歩道とか。細かい生活がわかるような写真が必要でした。また昔は、皆が行ってみたいという外国を、見せてあげたいという気持ちもありましたから」

いまでは考えられないような苦労の末に、
海外のことがリアリティをもって知ることができる作品を描いてくださっていたのですね。

ゴルゴ13の海外版は?

ゴルゴ13の海外版として英語版が発売されています。

ゴルゴ13は連載開始からコロナウイルスでの感染拡大の影響での休刊を除き、
ずっと連載が継続し単行本は200巻をこえてギネス記録にもなっている作品です。

すべての単行本を英語化するのは難しく、選りすぐったストーリーを集めて、
全13巻が発売されています。

ゴルゴ13の海外版、セリフはどうなっている?

●「用件を聞こうか……」

⇒What do you want?

ニュアンスが感じられますね。「おまえが望むものは何だ?」的です

こんな訳もありました。

●「……用件を聞こうか」

⇒…State your business.

「state」は「述べる」「名言する」という意味の動詞なので、「お前の用件を言え」ですね。

●「わかった……やってみよう……」

⇒All right… I’ll go.

やってみようは「try」をまっさきに思いつきますが、
これではとりあえずやってみるけど失敗するかも」というニュアンスが入ってしまいます。
ゴルゴに「とりあえず」は似合いません。

●「俺の背後に立つな」

⇒Never stand behind me.

「Never」がいいですね。強い禁止です。

●「……なぜだ?」

⇒…and…Why?

ゴルゴの寡黙ぶりが伝わる最小限の言葉です

●「俺は依頼人の裏切りを許さない……」

⇒I will not forgive a client’s betrayal…

ゴルゴを裏切ると死がまっています。

●「”利き腕”を人にあずけるほど、俺は”自信家”じゃない……だから握手という習慣も……俺にはない 」

⇒That’s why I don’t have the habit of shaking hands.I’m not so confident in myself that I can entrust my dominant arm to others.

大学入試にも使ってほしい英文です。

●「10%の才能と20%の努力……そして、30%の臆病さ……残る40%は……”運”だろう……な……」

⇒10% talent…20% effort…30% cowardice…the remaining 40% is…probably luck.

今度英語圏の人に使ってみましょう。

ゴルゴ13への外務省からの依頼

ゴルゴが日本の外務省から依頼を受けました、といっても漫画のストーリーではなく、
実際に日本の外務省が在外邦人の安全対策のために、さいとう・たかを先生に依頼して
2017年につくったものです。

ストーリーは「この数年,テロが中東や北アフリカのみならず,欧米やアジアに拡散し,今や在外邦人もテロの標的になっている。このような状況下,外務大臣は在外邦人の安全対策のためにデューク東郷(ゴルゴ13)に協力を要請。
ゴルゴは大臣の命を受け,世界各国の在外邦人に対して,
「最低限必要な安全対策」を指南するための任務を開始した・・・。」というものです。

全13話が外務省のHPにアップされていて、2021年3月にはコロナ禍を受け感染症のリスクを扱う
番外編を加えています。

全242ページで感染症対策の20ページ分が番外編として新たに加わりました。

外務省 海外安全ホームページ|ゴルゴ13の中堅・中小企業向け海外安全対策マニュアル (mofa.go.jp)

ゴルゴ13の海外の反応 まとめ

1 ゴルゴは海外でも人気

2 ゴルゴのセリフは英語でも渋い

3 ゴルゴは外務省の依頼を受けて海外渡航者向けの指南書にも登場

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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