ゴルゴはスナイパーで銃を使った狙撃がゴルゴの仕事です。
仕事道具となる銃は常に最高性能が求められます。
ゴルゴが使う銃をカスタムメイドする銃職人「ガンスミス」がしばしば登場しますが、その中でもゴルゴが最も信頼を置いているのが「デイブ」です。
デイブの圧倒的な技術は?そしてゴルゴからどれほどの信頼を得ているのか。
ゴルゴとデイブの絆とデイブの凄技を徹底研究します。
ゴルゴのパートナーはガンスミスのデイブマッカートニー
『ゴルゴ13』より
デイブ pic.twitter.com/2hFFdMcX6O— 敷島_金鵄@艦これ提督 (@551_confucius) July 12, 2020
ガンスミスとは銃をカスタムメイドしたり、修理する職人のことをいいます。
日本は銃規制に厳しい国なので、あまり一般的ではありませんが、銃所持が認められているアメリカなどの欧米では一般的で、優秀なガンスミスは高額報酬を受け取っています。
銃を仕事道具にしているゴルゴには優秀なガンスミスが必要です。
ゴルゴが厚い信頼を寄せるガンスミスは「デイブ・マッカートニー」です
デイブが初めて『ゴルゴ13』に登場するのは「AT PIN-HOLE」(第7巻第30話)です。
当時デイブは雇われガンスミスでしたが、後に独立します。
ゴルゴから1キロ先のフットボールを狙撃できる銃と弾丸の制作を依頼され、その依頼内容のあまりの困難さから思わず「クレイジー」と言ってしまったデイブですが、ゴルゴにしめられることはありませんでした。
プロフェッショナルのゴルゴは、同じプロにリスペクトする姿勢がうかがえます。
デイブは三日はかかる作業をわずか3時間に制限されながらも見事仕事を成し遂げます。
そんなデイブにゴルゴは・・
ありがとう・・・(ゴルゴ13風) pic.twitter.com/3ViV3OXIz6
— ラインスタンプにも使える画像☆彡 (@linemscxj) December 8, 2021
ガンスミス・デイブマッカートニー スピンオフ作品「武器屋の長い午後」
「ゴルゴ13」連載53年目で初のスピンオフ開幕!銃器職人のデイブが主人公(コメントあり) https://t.co/NPt2TqJs2M
ほぉぉ。 pic.twitter.com/DticOzRLck— 太鼓屋P (fully-vaccinated) (@taikoyaP) July 16, 2021
デイブを主人公にした「ゴルゴ13」のスピンオフ作品は以下の作品があります。
1 「武器屋の長い午後」
「オフィシャル・ブックTHEゴルゴ学」に収録されている作品です。
作中でデイブはあまりの無理難題に「わしを殺す気か?!この人殺しめ!!」とゴルゴ
に悪態をつきます。
ゴルゴは殺し屋ですから「人殺し」は事実なので、ゴルゴは何も言わず睨み返すだけでした。
デイブも言った後からバツが悪くなったのか「今のは独り言」とごまかします。
このように「ゴルゴ13」の登場人物でゴルゴに悪態をつけるのはデイブだけで、ゴルゴはデイブだけには許す領域があるようです。
さらに2021年8月から「ビックコミック」8月増刊号で連載がはじまった「武器職人デイブ」があります。
デイブマッカートニー、その仕事
この人殺し!と文句を言いながらも仕事が間に合わなかった事のないデイブは真のプロフェッショナルとも考えられる
流石、ゴルゴが唯一お礼を言った男なんだ pic.twitter.com/Yy88wRwbx0
— リュー (@ChromeDevils) April 30, 2021
デイブの仕事で最も難易度が高いのは「軌道上狙撃」(『ゴルゴ13』第39巻第138話)です。
宇宙空間で制御不能になったアメリカの軍事衛星を狙撃するというものです。
ゴルゴからデイブへの依頼は宇宙空間で発射できて、発射の反動を極限まで小さくしたスペシャルカスタムのアサルトライフルM16を制限時間内に作り上げることです。
拉致されてきて連れてこられたデイブは、文句を言いながらもゴルゴから依頼の詳細を聞くと、すぐに仕事の段取りを考え始めます。
銃製作にかける一流の職人らしい1シーンも。
三日の徹夜で銃を仕上げ、ゴルゴに納品。ゴルゴからねぎらいの言葉はありませんでしたが、デイブとゴルゴが交わす視線と、疲労で倒れたスタッフとデイブを見つめるゴルゴの表情。
そこから自分の仕事のために力を尽くしたプロたちへのゴルゴが抱く謝意と敬意が感じられます。
ゴルゴとガンスミスは硬い絆で結ばれている
「俺の依頼主がおれを信頼するように、俺はあんたの腕を信用しているんだ……」
無口なゴルゴにここまで言わしめるデイブ、この言葉が二人の絆を物語っています。
個性派武器屋も登場
「害虫戦争」(『ゴルゴ13』第134巻第442話)に登場する武器職人はゴルゴから特殊な弾丸の製作を依頼されます。
名前は不明ですが、ゴルゴと依頼について踏み込んだ議論をしています。
ゴルゴから厚い信頼を得ていること、風貌がデイブに似ていることから、デイブの息子でないかと思われます。
このあたりは、前述のゴルゴ13のスピンオフ作品「武器職人デイブ」で今後明らかになるのではないでしょうか。
ゴルゴが依頼するガンスミス、その職人技
◆HWS S&W Model.10 GOLGO13 DAVE ARMAMENT COMPANY仕様 #モデルガン
ゴルゴ13 45周年記念
【標準中古B】40,700円
状態:未発火、本体・シリンダー擦れ有、ダミカ6発全米で5指に入るガンスミス、デイブ・マッカートニーが手掛けたリボルバーhttps://t.co/waualxTcCW
バイトM (-_-メ) #ゴルゴ13 pic.twitter.com/i8CKKFOAWQ
— ガンショップ グルカ (@jungle_gunfloor) August 18, 2020
デイブの仕事はゴルゴに高く評価されています。
「アジ・ダハーカの羽」(『ゴルゴ13』(第180巻第487話)ではシェラック樹脂でつくる弾丸2発の製作を依頼されます。
一発は弾丸の先に旋盤の刃のようにみせかけたタングステンを仕込み、もう一発はマグネシウムとセリウムでコーティングしています。
仕事量の多い依頼となりいつもは無理難題をぶっこむゴルゴですが、さすがに今回ばかりは「ご苦労だった・・・」と労いの声をかけています。
ゴルゴのパートナー・ガンスミスのデイブ まとめ
1 ゴルゴのパートナー、ガンスミスのデイブもまたプロフェッショナル
2 スピンオフ作品も登場
3 ゴルゴとデイブはプロ同士の信頼関係で結ばれている
最後まで読んでいただきありがとうございます。
コメント
[…] CIAから宇宙空間に漂う軍事衛星を破壊してほしい、という依頼を受けたゴルゴ13。過去にも「軌道上狙撃」(『ゴルゴ13』第巻第話」)で、宇宙空間で発射できるM16をガンスミスのデイブに作ってもらって、狙撃したことはありますが、今回は何を使うのか。 […]
[…] アメリカ政府の武器開発スタッフから、銃の図面が示されますが、それを断り「今、必要なのは試作品じゃない。正確、確実に作動する道具だ・・・」と名言をはいて、信頼を置いているガンスミス(銃職人)のデイブ・マッカートニーを拉致して連れてくることを命じます。 […]