ゴルゴ13の恩返し、恩人には義理堅いが笑えるシーンも

ゴルゴのプライベート

ゴルゴ13の恩返し。

どんな依頼でも完遂し、依頼のルールに従わない者には情け容赦ない
国際超A級スナイパーのゴルゴですが、恩を大事にする意外な一面もあります。

これまでゴルゴが受けてきた恩とそれにたいしてどのように恩返ししてきたか、

そして義理堅いゴルゴが意外にも笑えるシーンもありました。

ゴルゴと恩返し、徹底解説します。

ゴルゴ13の恩返し、恩人にはここまでする名ストーリーを解説

「冥王の密約」(『ゴルゴ13』第139巻第399話)と
「パッチワークの蜜蜂たち」(『ゴルゴ13』第134巻第443話)の
2作品にわたって、ゴルゴの恩人に対する手厚い恩返しが描かれています。

 

ストーリーの流れから、「冥王の密約」が先で「パッチワークの蜜蜂たち」は
15年後の話になります。

ゴルゴは恩人から受けた恩を、15年後に恩人が死んだ後で未亡人からの依頼を
無報酬で受けています。

「冥王の密約」では、依頼をうけて狙撃しようとターゲットが潜伏するビルに入ったところ、ターゲットが仕組んだ爆弾でビルもろとも吹き飛ばされたゴルゴは重傷を負います。

頭部に裂傷を負い、腹部も開放骨折、全身傷あとだらけのゴルゴですが、
ここまでの重傷を負うのも珍しいです。

瀕死のゴルゴは核爆発実験場の廃屋に逃げ込みます

そこで米軍の兵士が核実験の人体への影響を調べる人体実験に使われていたことを告発する『被爆復員兵士の会』のメンバーであるノイマン医師と出会います。

地下核実験が行われ、爆発震度が浅いためピンク色のキノコ雲が現れ
地表に放射能が噴き出す「フォールアウト現象」がおきました。

被爆の危険が迫る中、医師としての使命を果たそうとするノイマン医師の
応急処置のおかげで命拾いをしたゴルゴ。

「あんたは危険を冒して俺を救った・・・借りは返す・・・俺に、出来る事があれば、
いつでも呼んでくれ・・・」とノイマン医師に自分への連絡先を書いたメモを渡します。

ノイマン医師がつかんだ核実験の情報が公開されることを恐れた原子力賛成派は
ノイマン医師を襲撃します。

ノイマン医師の危機を察知したゴルゴは襲撃者を排除しますが、
すでに長年の被爆で放射能にさらされてきたノイマンは死亡してしまいます。

ゴルゴは襲撃者からはノイマン医師を守りましたが、命は救えませんでした。

病気だからゴルゴにもどうしようもないことです。
それでもゴルゴはノイマンの恩を忘れずにいたのです。

そして、15年後。

 

 

恩人亡きあと、15年の時を経て恩返しするほどの義理堅さ

時は流れて15年後、ノイマン医師の未亡人キャサリンは、静かに余生を送っていました。

隣家にすむウイングマン判事の妻ルースを実の娘のようにかわいがっていたキャサリンですが、ある日ルースが、ウイングマンに殺害されます。

ルースが夫のウイングマン判事に殺されるのを目撃したキャサリンは、殺害の決定的な証拠であるルースの血痕がついた「パッチワーク」がなくなっていることを知り、ウイングマンをルース殺しの犯人として告発するためパッチワークを取り戻すことを決意します。

しかし老婦人のキャサリンは自分ではどうしようもありません。

そこで夫ノイマン医師が残したメモ「この中に書いてある人物に連絡して、助けてもらいなさい」を頼りに、ゴルゴに「パッチワーク」の回収を依頼します。

15年の時を経て、ゴルゴは恩人の妻からの依頼を受けます。

笑えるシーン

命を救ってくれたノイマン医師の未亡人キャサリンからの依頼に対し
「わかりました・・・そのキルトを取り返すよう、全力をつくします、ミズ・ノイマン・・・」。

敬語で無報酬で頼みを聞いてくれるゴルゴに理由を聞いたキャサリン。

ゴルゴは「ドクター・ノイマンは・・・十五年前に私の命を救ってくれたのです・・・その時にお約束したのですよ、”私に出来ることがあったら、いつでも呼んでくれ”と・・・」。

いつもはどんな相手でも、大統領でもマフィアのボスでも態度を変えないゴルゴですが、
キャサリンには最上級の敬語です。

それほどキャサリンへの敬意あふれる言葉遣いにもかかわらず、
なんとゴルゴはキャサリンの話を聞いている時も
手はポケットに突っ込んだままなのがゴルゴらしいです。

思わず笑ってしまうゴルゴでした。

ゴルゴ13の恩返しに対してネット界の反応は?

このゴルゴの礼儀正しくもありながら手はポケットの対応に
ネット界からは以下のような反応があります。

「当事者は、ゴルゴが堅気の人間ではないことは薄々判っており、そもそも出会った時点でいつも通りの態度だからそれを後から変える必要が無い。 後から頼みごとをするにしても、それを承知の上でゴルゴと再度会うのだから。 一方ノイマン夫人は全く見ず知らずの状態で、亡くなった夫の遺言に従って初めて対面している。 そこでいつも通りの態度をとると、ノイマン夫人に、夫が生前によからぬ事をしていたからこんな怪しい人物と知り合ったのではないか、という疑念を抱かせてしまう。 それは恩人である故人の名誉を傷つける行為となり、恩を仇で返すような事に繋がる。 見た目は怖いが極めて紳士的な人物である、という印象を与える事で、決してノイマン医師は夫人にも言えないような黒い交際をしていた訳ではない、と証明することができる」

なるほど、ですね。

ゴルゴ13の恩返し まとめ

1 15年たってもゴルゴは義理を忘れず恩返し

2 言葉は丁寧だが思わず手はいつものようにポケットの中

3 ネット界では評価が高い

最後まで読んでいただきありがとうございます。

コメント

  1. […] 逆に恩をうけたら、義理は決して忘れずに十分すぎるほどの恩返しをして恩に報う一面もあります。 […]

  2. […] この熟女は「ナポリの女」(『ゴルゴ13』第12巻第53話)に登場する、男嫌いで近所では有名なのですが、ゴルゴを泊めてやり世話をやきます。義理堅いゴルゴは熟女の息子の面倒をみたりもします。 […]

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